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2008年3月 6日 (木)

岸田國士戯曲

新国立劇場に観劇に行ってきました。
見たのは「屋上庭園」と「動員挿話」。
作者の岸田國士さんについて…
劇作家。近代劇を現代劇に進化させた中の1人で、「文学座」創設メンバーの1人。
人を見抜き、描く力に定評があり、俳優座や文学座などで今の大御所俳優たちが、よく岸田戯曲作品に出ていた。
…と、行く前からいかに本が優れているかを知りながら見たわけですが
………もう、うなるしか出来ない。
人間の深みの底知れ無さを、リアルな飾らない会話の応酬と、何気ないようで意味を持った言葉で為し、複雑な内面をありありと描いている。
あとは役者のセンス次第。ごまかしのきかない正に古典を思わせる舞台は、役者次第で良くも悪くも転ぶ。ちょっとした間が、目線が、四肢の動きが、呼吸が、全てのカギに為り得る。
そんな表現の次元を、初めて実感として知りました。
自分の青さを知りました。
時が経たねば出来ないこと、人生を経てこそにじみ出るものがあります。
無理とわかっていて求めてしまいます。
でも、「今」の私にしか出せない「青」がある。
それを信じて描き続けて行くしかないんですよね!
表現に限りはない。
でも、いくら突き詰めても結局演じるのは自分自身。役を通して見える私がお客様の中に何かを残せるように、自分を研いて行かなければと思いました。
本物に触れることの大切さを痛感しました。
刺激よりも大きな圧倒的な力にただただうなるしかない。丸裸になった自分を見つめることを余儀なくされて、目を逸らすことを許されないような感覚。
今日、このお芝居を見れて、本当に良かったです!!

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