「鬘合わせ」「衣装合わせ」2

これが鬘の型です。

頭に型を被せて見てから、様々なトンカチを、この道具の大きな出っ張りや、へこみに当てて、何回も繰り返し鬘の型をカンカンと叩き変えて作ります。
釘を打って鬢に当てる補助部分を作ったり、別のアルミを当てて補強したり、鮮やかな職人技で完成されます。
これを下地にして、立派な鬘が出来上がります。
鬘の重さは物によって違うとは思いますが、被ると、どれも首が一つ体にめり込むよう。
見た目よりもかなり重みがあります。
また、締め付けられている状態は、例えるならば、こめかみを、被っている間ずっとグリグリされているような感覚で、時間が経つ程に、痛み、度を越すと吐き気を伴ったりもします。
衣装による消耗が激しい中、実は、鬘による体調の変動は、かなり大きい気がします。
かんざし、結い方、毛の量などによって様々に見事で美しい鬘。
美しく豪華なもの程、一際苦しいもの。
魅せることは、裏の痛みと表裏一体です。
| 固定リンク
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/501908/45457600
この記事へのトラックバック一覧です: 「鬘合わせ」「衣装合わせ」2:


コメント