« 大好きな若手メンバー達と!!詰め練習!! | トップページ | 純粋な頑張り »

2009年7月22日 (水)

京都~鞍馬寺本殿

1480_small 1482_small 1484_small 鞍馬本殿まで、修行の道と言われる牛若の歩いた道を通って行くことにしました。

急な坂を長く上がって行くに連れて、どんどん山が深くなって行きます。

一番深い地層は二億数千万年前のものなのだそうです。

生きる木々の一本一本が生命力に溢れていて、呼吸が聞こえてくるようです。

静けさの中に、自分の規則的な足音と、呼吸と、山の呼吸と、流水の流れる音のみが聞こえてきます。

自然の中に身を置いていることを、考えるのでもなく、歩けば歩くほどに実感して行きました。

頭の中がクリアになって、雑念が思い浮かぶことのない、ジンジンとした感覚で、気持ちの向くまま、足の向くままに、自然と本殿に吸い込まれて行くように歩いていた気がします。

40分近くかかったでしょうか。

ついに本殿に到達しました。

1485_small 1487_small

「鞍馬本殿の仏像は仮の姿だから、行くからには、ちゃんと本体にお会いしておいで」 

とは、今回、鞍馬に行く事を薦めて下さって、知り合いの方の言葉でした。

出発前に手書きで下さった地図を手に、勇気を出して、地下の「道場」と呼ばれる場所へ行って参りました。

真っ暗な地下には、蝋燭の明かりだけが揺ら揺ら。

一面に並んだ棚には、人の祈りが込められた髪の毛の入った壷がびっしりと置かれ、棚の向こう側を守っているようでした。

その棚のわずかな隙間が入り口。

コの字型に続く人一人が通れる程の棚の道をひたすら進みます。

まるで迷路のようで、蝋燭の明かりはどんどん遠のき、闇が強まって行きます。

もともと怖がりですから、否が応でも恐怖心が湧いてきます。

でも「そういう怖さではないから大丈夫。鞍馬へ行くなら、鞍馬の本当の姿を見てらっしゃい。行けば分かる。」

という言葉を信じて、血が出そうな程、手と唇をかみ締めて(笑)歩きました。

棚の道が開けると・・・

ほの暗い空間の中。

三体の本尊様が、穏やかに神々しく、目の前に立っていらっしゃいました。

瞬間、全身にビリビリと来る大きな何かに貼り付けられたようになって、息が詰まりました。

それから、あぁ、お会いできた・・・という感動で、胸がいっぱいになりました。

この内の、大地を司る護法魔王尊様に、義経公は今、仕えていると言われているのだそうです。

月の尊霊、千手観音菩薩様は、慈愛を。

太陽の尊霊、毘沙門天王様は、光を。

それぞれ司って、宇宙を守護しているというのが、鞍馬の教えなのだそうです。

いろんな事を対話させていただいて、感謝をお伝えして、しばらく佇んでいました。

それから、さぁ行こう。・・・と、その場を離れかけて、再び立ち止まりました。

この感覚を忘れたくないな。

もっともっと焼き付けて行きたい。

そう強く思いました。

どれだけの間そうしていたかは正直覚えていません。

目を閉じて、その空気をただただ感じていました。

清清しい、不思議な安心感に包まれて、目を開けると、一つ万感の思いでお辞儀をして、今度こそ本当に、その場を去りました。

京都へきた本懐を遂げて、目指すは、貴船へ抜ける、奥の院から木の根道へ続く、牛若の生きた記憶の残る、更に険しい修行の山道です。

|

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 京都~鞍馬寺本殿:

コメント

コメントを書く