源頼光の四天王の一人、渡辺源氏綱は、主君の仰せで家来を連れ、恋文をとどけた真夜中の帰り道、小百合という世にも美しい女に出会い、道連れになります。
妖怪が出ると噂の街道。五條へ一人行くという小百合を怪しいと察した綱は、送る道すがら様子をうかがうつもりでした。
一條の戻橋の上。
水辺に映った月を二人見ると、水面には女ではなく鬼の姿が。
正体を見破った綱は、わざと舞いを舞わせるなど、隙あらば討ち取ろうと画策。
片や、隙あらば喰ってやろうと色香や妖術を綱にけしかける小百合。

ついに正体を現す鬼。
死闘の行方は・・・
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