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2013年7月20日 (土)

アマテラス


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先日、念願だった

坂東玉三郎さん

和太鼓集団 鼓童

『アマテラス』を拝見してきました。

神話の、天岩戸伝説を題材にした本作。

一部は、神々の音楽や踊りの場、そして、太陽の神、天照が戸隠れし、世界が闇に包まれるまで。

ニ部は、何とか天照にお出ましいただくため、神々が音に踊りに、ダイナミックな盛り上がりで魅せます。

ニ部から数十分でしょうか、舞台はずっと小さく火が灯るほどの薄暗い世界で、観客の私も、まるで明けない夜の中にいるようでした。

クライマックス

天岩戸が僅かに開かれた中から光が一筋差した瞬間、これから朝日が昇るような予兆を肌で感じました。

夜に慣れた目に痛いほどの莫大な光が岩戸から溢れ、戸隠れしていた天照が現れた瞬間、暗闇だった世界に、本物の日が降り注ぎました。

玉三郎さん扮する天照が眩しい光を正に太陽の如く纏って顔を上げた瞬間、あまりの神々しさにざわめく会場。拝みたくなるような神聖な感動を覚えました。

鼓童、ずっと生で見たくて仕方なかった。

佐渡に村を創り、テレビや携帯、インターネットなどの通信機能や情報、俗世から生活を絶ち、自給自足で仲間と暮らす集団。

全てを削ぎ落とし、純粋なものを残し、ただ打つことに懸けている人たちの、魂の音をずっと聞いてみたかった。

そして、言わずもがな…坂東玉三郎さん。

言葉にならないほど高揚した太鼓と踊りの掛け合いに、これでもかというほどのラストのカーテンコール、客席も立ち上がって手拍子に掛け声に、熱くなりました。

夏は日が長いので、終演後の空は夕方なのに、まだ煌々と太陽が出ていました。

その太陽の光に、先ほどの天岩戸が開いて光が差した瞬間を思い出して、色んな意味の眩しさに涙が滲んだ帰り道でした。

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