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2016年6月

2016年6月25日 (土)

今年の父の日

後れ馳せながら、今年の父の日のお話を


「美味しいコーヒーが飲みたい」


という呟きを聞いて、豆から淹れるコーヒーメーカーを贈りました。


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家元襲名後、15歳…父は家でも私を名前でなく、家元と呼ぶようになりました。


昔は悲しかった時期もありましたが、今はそれが覚悟と信頼であると分かります。


師弟で親子の関係が、唯一無二だと、今は思います。


毎年の共演に、精一杯向かうことが、一つまた、今出来る最大の親孝行であるとも思うので


今年も、懸命に努めます。

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2016年6月19日 (日)

藤川流舞踊会 2016

藤川流舞踊会 2016

7月24日(日)
浅草公会堂にて
10時30分 開場
11時 開演

開催する運びとなりました。

今年私は、2曲、大きな挑戦をさせていただきます。

1、宗家の十八番である長唄「新曲浦島」にて、浦島太郎物語の序章にて壮大な海の世界を踊ります。

2、常磐津「関扉(せきのと)」にて、宗家演じる天下を狙う大悪党に恋人を殺された、桜の精霊(太夫に化けて出てくる)を演じます。

構成、振付、演出を担った群舞「田原坂物語」4曲13分のメドレーショーで、ラストサムライのモデルとなった西南戦争の激戦地、田原坂を舞台にした、「戦」と「夫婦愛」と「誰かのために生きること」を描いたドラマチックなストーリー。男女20名が、昨年の再演とは言えない内容と演出と振りにて、新境地となる挑戦を致します。

タイムテーブルは、7日6日以降にお知らせできるのですが、新曲浦島(午後12時30分近辺)、関扉(14時以降)、田原坂物語(夕方近辺)となるかと思われます。

新曲浦島は、ご宗家である父の十八番でした。
この曲を舞台で踊るということは、とても大きな意味のある継承であります。
壮大な海の世界を描く作品で、この10年内の中でも向き合い戦う一曲となりそうです。

関扉は、大作歌舞伎舞踊であり、今までの女役の中でも、凄みと二面性を求められる難役。
見所満載で、これぞ歌舞伎舞踊!という壮大で華やかな作品です。

藤川流は、来年で50周年を迎えます。

半世紀です。

重みを感じればこそ、長きに渡って、思い悩み続けてき10代~そしていま20代節目。

重みではなく、責任だと、上部でなく本気で芯から受け止めることが出来たのは、まだ、ここ数年のことです。

今は、私の代で、100周年を迎える所まで、まず、舞踊家として生きたいと思っています。

継ぐということは簡単ではなくて、これからも苦しむと思います。

沢山の失敗を重ねました。

恥ずかしいことです。が、やめてお詫びにならない以上、責任を持ってこれから地に足を付けて歩いて行けるよう、戒めて、叱咤激励下さる方、応援下さる方には、踊りで返して行くしかありません。

感謝というと平たく聞こえてしまうかもしれませんから…必ず血肉にして歩んで行きますと言いたい。

大きな覚悟をもってこそ、与えていただいた作品2つ。

魂を込めて踊らせていただきます。

皆様のお越しを、心よりお待ちしております。


藤川澄十郎

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2016年6月 9日 (木)

ラジオ日本【あしたラジオ!】出演

昨日は

ラジオ日本【あしたラジオ!】

収録でした。

30分番組フルに【藤川澄十郎】をゲストとして迎えていただきました。


7月の放送日など詳細はまた改めて(*^^*)


どうぞ、宜しくお願い致します(*^^*)

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2016年6月 6日 (月)

6月6日という日

芸事を始めると良いとされる


6歳6月6日。


世阿弥の花伝書の伝承に加え


江戸時代に


【親指から指折り数えていくと、六番目に小指が立つ。子が立つ。】


と言われた事が由来と聞きます。


可能性と才能の塊、子供達の可能性を伸ばせる師でありたい。


伝承に真摯でありたいと思う日です。

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