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2016年7月26日 (火)

藤川流舞踊会 2016 終演

藤川流舞踊会、お陰さまで、無事に終える事が出来ました。

ご来場を賜り、また多くのメッセージや、遠方からのエールを賜り、誠に有り難うございました。

踊りを通じ出会った皆様と、踊りを通じ共に生きる喜びを謳歌したいとう、藤川流の心、踊りに流れるエネルギー、思いを伝承出来るよう、また来年50周年に向けて精進して参ります。

やはり、新曲浦島は大きかった。

やはり、関の扉は遠かった。

これまで以上に、古典作品に流れる真髄を見つめて、体を、心を、鍛練して行かねばと痛感しております。

また今年は、私の門下から四名のお名取が誕生し、それぞれが御披露目の舞台をつとめました。

50周年の口上で、初めて、私の取り立て名取の皆が並んでくれる日が来るのだと思うと、今から感無量です。

15歳で迎えた澄十郎の御披露目は、華やかながら、途方もなく膨大なスケールで、未知の不安と揺れる覚悟、孤独な気持ちしかありませんでした。

5年毎の記念会の口上を迎える度、その場所に座る責任、二代目のここに存在する意味、父の大きさ、控える諸先生方のお気持ち、後ろに並ぶ門弟陣の愛しさ頼もしさ、スタッフ陣の支え、会場の温かさ…年々深く浴びるようになりました。

来年やっと、家元となって15年。

その時の自分の隣に、改めて並ぶ気持ちです。

自分の本名で生きた年を越すのは、どんな感覚なのか分かりませんが、きっと確実に、何かの境界を越すのかなと思います。

名披露目いただいた当初から長いこと、紙に【二代目家元 澄十郎】と書いて背中にペッと張られたような、馴染まない後ろめたさがありました。

澄十郎として恥ずかしくないようにと躍起になりました。

澄十郎が私でごめんなさい。という気持ちもありました。

『今は、そうではない』

『二代目家元 藤川澄十郎です』


と、それだけを私自身から誇りと責任を持って言えるための、15年目に入ります。


その時を迎えるため、あと一年、日々、大切に歩んで行きたいと思います。

藤川 澄十郎

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コメント

家元様 お疲れ様 私は この度の プログラムの 演目と解説が とっても ありがたく 感じました。 新曲浦島も 席の扉も 解説を 見たから 少しですが理解 感激できました。なさけないです???
ただ 失敗は お昼ごはんを 食べないで 気がついたときは もう私がだめで 悔しいかな楽しみにしていた 田原坂物語が 見られなかったことです。 本当に 申し訳ありません。
来年の 創流五十年を 今から 楽しみに しております。
皆様の 頑張りを 私の 身体の 励みに したいです。
本当に 有り難うございました。

投稿: 南澤 | 2016年7月26日 (火) 13時50分

家元様 お疲れ様 私は この度の プログラムの 演目と解説が とっても ありがたく 感じました。 新曲浦島も 関の扉も 解説を 見たから 少しですが理解 感激できました。なさけないです???
ただ 失敗は お昼ごはんを 食べないで 気がついたときは もう私がだめで 悔しいかな楽しみにしていた 田原坂物語が 見られなかったことです。 本当に 申し訳ありません。
来年の 創流五十年を 今から 楽しみに しております。
皆様の 頑張りを 私の 身体の 励みに したいです。
本当に 有り難うございました。

投稿: 南澤 | 2016年7月26日 (火) 13時53分

こんにちわ☆
早速、ブログを拝見し涙腺が・・・
初舞台の小さな小さなお家元の御幼少のお姿を想い出し(T0T)

今回またしてもやられた~~~と!

浦島は私の勝手なイメージで大人の円熟したきりっとした感がありました。
さてもさても・・・お家元の浦島、がっつり大人の風格でいらっしゃいましたよ。
キリッと凛とそしてしかっかりとした重み感じました。
物語もあり基本も満載の内容だったと思いますが
私が今までに感じた、観たことのないお家元の新境地?を垣間見ました。

そして関の扉!!!
以前拝見したのは当時ご存命だった若狭流のお家元様と御宗家の饗宴で
度肝を抜かれ魂抜かれたとっても印象深く大好きな演目です。
御宗家の壮大で迫力ある御姿は鳥肌が止まりませんでした。
私、実は花道脇の一番前に陣取っておりまして
お二人の表情もばっちり目に焼き付けたのですが・・・
御家元の美しさと表情・表現力の豊かさに圧巻ぽかんと口空けてました。

舞台を重ねるごとに美しさと芸を益々磨かれているお家元。
そしてどこまでこの方は行ってしまわれるのだろうと
ワクワクドキドキが止まりません。

本当に素晴らしい感動をありがとうございました。
しばし夢のD国でご自身を癒されることを切に願うばかりです^^

夫曰く御家元がどんどん遠い存在になっていかれるようで
誇らしくも昔を懐かしんでおりました。
藤川流の底力をまたまた目の当りにして夫婦で未だ呆けてます(笑)

投稿: はのじ | 2016年7月26日 (火) 14時05分

家元さま、こんにちわ。無事の藤川流舞踊会幕を下ろしましたよね。成功おめでとうございます。なんと言いましても、みなさんの舞踊を披露してしかも口上から田原坂物語まですばらしい舞踊会となりましたよね。そして舞台裏集も楽しみに見させていただきますよ。(もちろん家元様の白塗り化粧&羽二重姿も合わせて)無事に藤川流舞踊会成功おめでとうございます。そして、お疲れ様でした。

投稿: ドラちゃん | 2016年7月26日 (火) 21時59分

南澤さんへ

ありがとうございました!!

とんでもありません!

心身の許す限り楽しんで頂きまして、心より感謝申し上げます。

身体の励みになるとのお言葉、とても嬉しいです。
そうしたエネルギーをお届け出来ていたなら、こんなにも幸せなことはありません。

いよいよ50周年。
けれど、そうした『エネルギーを、心を届ける』という藤川の変わらぬ心を一番大切に、努力して参ります。

今後とも、どうぞ宜しくお願い致します!

投稿: 家元 | 2016年7月28日 (木) 21時16分

はのじさんへ

ありがとうございました!!

貫禄や深みというものの重み、手の届かなさにも、沢山思い至った夏でした。

伝統の、新曲浦島、関の扉は、どちらも言葉に聞いて、また、舞台を拝見して、いずれ自分が演ずるなどと思うはずもないような頃から、藤川にあった作品でした。

今回、到底私が表現することが出来る範疇ではありませんでしたが、いずれ…必ず!!そういった思いで精一杯努めさせていただきました。

10年、20年、もっともっと…踊り繋いで行けるよう努力致しますので幼い頃と変わらず応援して頂けましたら幸せです。

何卒、宜しくお願い致します!

投稿: 家元 | 2016年7月28日 (木) 21時33分

ドラちゃんさんへ


コメントありがとうございます!!

今回も、多岐にわたり応援頂きまして、ありがとうございました!
今後とも、出演者、門弟共々、精進して参ります。

お写真、是非とも、楽しみにしていただけましたら嬉しいです!

投稿: 家元 | 2016年7月28日 (木) 21時36分

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