中国公演2011

2011年12月14日 (水)

中国公演~最終公演~そして帰国へ

11月13日 

最終公演の日を迎えた。

団員の皆さんと、旅をして、舞台を重ねて、心打ち解けて。

ラストは、その集大成で、思い出深い一回となった。

衣装、お化粧、一つ一つの魂のこもった仕事に包まれる。

仕度の中で「行ってらっしゃい。」「行ってきます。」と心が通う。

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表情が引き締まる。これで最後だ。

幕が上がる前の舞台上。地方、下方、太夫の先生お一人お一人と目を合わせて「ありがとうございます。ありがとうございました。」の気持ちをこめて「宜しくお願い致します。」とお辞儀。

パートナーの母とも、固い握手を交わした。

舞台に手をつく。舞台に、そしてまだ見ぬ客席に、お辞儀をする。

礼を尽くす。そんな踊りを踊りたい。

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盛会の内に幕を閉じた全公演。

公演直後、空港へ急ぎ、上海へ発つ。

名残を惜しんでの打ち上げ。終わらなければいいのにと思うほど楽しかった。

11月14日、夕刻、帰国。

長い長い旅が終わった。

もう一度

古典に向き合おう

もう一度

本当にここから「本気の本気」になろう

人生を賭して芸に仕事に生きる方の生き様に、そう思った。

「道という字は、首を懸けると書くんだ」

という、宗家の言葉を思い出す。

「芸道」に生き、伝統を、文化を伝え、交流すること・・・

この旅で芽生えた熱を、自分なりに形にして行くことが、道になればいい。

大きな信念を持って、小さな一歩を積み重ねて生きたいと思う。

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2011年12月10日 (土)

中国公演~親睦&バースデー

広州にて、ゆっくりとした朝を迎えた。

お昼を皆さんとご一緒。「食は広州にあり」と名高いこの土地で!やっぱりこれしかない!と、本場の飲茶をいただくことに!

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張り切りすぎてテーブルが!しかし、全員で1テーブルを囲んでいるので、ぺろりといただき、追加するほど。

公演中は、衣装のため汗をかかないよう水分を控えたり油や辛いものを気にしていたが、この日は少し緩めてモリモリいただいた(o^-^o)

その後、街を散策。

そういえば、ここ数日寒い気候の中、舞台に移動に耐え忍ぶことがしばしばだったが・・・

南に向かうから温かくなるだろうくらいの認識でいたら

広州は、夏だった。

汗だくになりながらも、湿度も上がって過ごしやすく、つかの間の休日をのんびり過ごすには、とても気持ちが良かった。

夜は、ホテルのレストランにて夕食。

いよいよ計画実行の時!!

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この日は、衣装スタッフさんのバースデー当日にあたり、皆さんで内緒でプレゼントを用意して、お祝い゜.+:。(*´▽`*)゜.+:。

ケーキ登場と共に、ハッピーバースデーを歌い、ラオチュウで何度も乾杯。

明日の最終公演前に、更に絆を深めたのだった。

夜はまだ早く、2、3次会と移行して、深まるお話。

振り返れば、リハーサルの時から、私の舞踊を見て、思いを巡らせて下さっていたという先生、先輩方、支えて下さるスタッフさん方のお気持ちに触れた。

この旅で、普段目に出来ない、皆さんの裏での仕事姿、本番前、本番中の思いに、たくさん触れた。

舞踊会では、それぞれがそれぞれに、離れた所で命がけで守っている場所がある。

地方、下方、舞踊、衣装、顔師、小道具、鬘、後見、各セクションのスタッフ・・・表仕事に至るまでの準備、思い、きめ細かな努力を目にする事は出来ない。

でも、皆それを感じている。一つの舞台、目的のために、作品に、人に、自分を賭して懸けている。

わかっているから、支えたい、思いに応えたい、そう思う。

お互いに信頼して、背中を預けて、自分の役目を自分の場所で果たす。

舞踊家は、その中で最も表を任された役目で、主役だと勘違いして突っ走ってはいけないと思う。皆さんの芸術の結集する媒体で、その思いを汲み取って、情熱を纏って、体現する責任がある。

どれだけの人に支えれれて、板に乗らせていただいているのか・・・

お客様はもちろん、思いを届ける先は、舞台上の地方、下方さん、袖の、楽屋の、ロビーの、技術室の皆さん、全てだ。

「心」ある舞踊家になりたいと、心底思った。

明日は最終公演。

前よりも、一握りでも、団員の皆さんの心が分かるようになっただろうか。

私は踊ることでしか伝えられないけれど、きっと言葉以上に皆さんの気持ちに応える踊りを踊りたいと思った。

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2011年12月 8日 (木)

中国公演~上海公演

 

11月11日

上海公演。

お昼前に、上海対外貿易大学に到着。

この日のお昼は、ケータリング!!

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第一楽屋に集まって、皆さんでワイワイバイキングのようにいただく。

そして、この日もまた、情熱的に見て質問下さるお客さまのもと、温かく盛り上がる公演となった。

どの地へ行かせていただいても、お客さまの積極性に驚き、また、嬉しくなる。

太夫の先生方と歌ってみたり、簡単なクイズに答える和みのコーナーでは、毎回大きな歌声や笑い声、拍手手拍子で大盛り上がりだった。

公演後、上海虹橋国際空港へ。

国内線に搭乗。

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深夜、最終公演地、広州に到着。

3時には就寝。

明日は、この旅初の完全オフ日であり、大事な大事な計画を実行する日で・・・

ワクワクしながら眠りについた。

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2011年12月 6日 (火)

中国公演~北京公演その2

11月10日

なんとこの日も、雲ひとつ無い空。

うそのように一面広がった空の下、いよいよ北京公演最終日。

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対外経済貿易大学劇場にて。

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出番前の母と。

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この公演で、母は、三ツ面子守の後見と、「猩々」での出演、裏と表の両方で重要な場所を担っていました。

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この日の公演は、何かが特別だった。

地方、下方、太夫の先生方、踊りと・・・全ての心と息が、ガッと合ったような、作品の大きさが二倍にも三倍にも膨れ上がるような感覚。

生ならではの技と心の動きが創り上げる、予想を超えた舞台空間。

音から、唄声から、魂を感じて、そこに乗って、私は私の役目を心おきなく務める。

お互いを感じて、尊重して、信頼して、曝け出す。

このチームで作品を生み出せる幸せを、終演後また、しみじみと感じた。

急いでギリギリ飛び乗った国内線で、上海へ。

諸々仕度をして、明日の上海公演に意欲を燃やしつつ、3時に就寝。

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2011年12月 3日 (土)

中国公演~北京公演その1

11月9日

北京は一ヶ月ぶりで、また、めったに無い快晴になった、とガイドさん。

前回北京公演で上陸した際も、同じく快晴に恵まれた事を思い出し、神秘的に感じた。

北京首都師範大学礼堂にて公演。

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この日の模様を、記事で取り上げて下さった。

終演後は、北京の屋台街ワンフーチンのレストランにて団員の皆さんと団欒。

初めていただいた本場の北京ダックがあまりに美味しく感動。

ホテルへの道すがら、バスで夜の北京の夜景を観光させて下さり、しばしゆっくり。

すると、ワンフーチンに向かう途中も、あの「紫禁城」をぐるりと一周し、ガイドさんの一番のお得意である解説があったことが判明。

ガイドさんに「あなた全然聞いて無かったよ」と言われ気づく∑(゚∇゚|||)

車内で完全に落ちていたらしく・・・大変悔やまれた・・・

ガイドさんとは初日にして仲良くなり、沢山かまっていただく。団員の皆さんとも良く笑いあって、こうしたやりとりが、また楽しい一時。

ホテルに着いてから、女性陣に誘っていただき、夜の街で始めての乾杯!

こうして語らったり労ったり、絆が深まるのが嬉しい。

もっともっと、団員の皆さんとチームになりたい。

結束が深まると、深まる舞台の深み。

にじみ出るものが、この先もっともっとあるのだと思うと、明日の公演がまた、楽しみで仕方が無い。

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2011年12月 2日 (金)

中国公演~天津公演二日目

公演会場へ向かう前、有名な「食品街」という所へ連れて行っていただきました。

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十字路に屋台がびっしり立ち並んで、まるでお祭りのよう!!

見たことの無い食べ物がいっぱい!!

店頭実演しながら売られていたのは、粒の生姜が入った飴。

二袋購入。

後は、何と言っても本場の「天津甘栗」!!美味しくて美味しくて・・・

差し入れでいただき、楽屋で、移動で、ホテルで、ずっと食べていました。

午後、南開大学へ到着。

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円形の劇場。

お客様との距離が近く、子守やお面の役を通して視線が合う瞬間が、とても愛しいのでした。

二日間、長いようで、あっという間で、思い出がいっぱい。

こうして親しんだ地と、仲良くなった方と離れるのはとても寂しいです。

22時過ぎ。

公演後すぐ、バスに積み込みが行われ、次の都市、北京へ発つ。

名残惜しい。

23時。

深夜移動途中、ケンタッキーに寄りました。

「中国のケンタッキーは、日本のと少し味が違うんですよ!」と、通訳さんにうかがってから、ずっと行ってみたかったのでワクワク。

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サクサクの衣にスパイシーな味付けは、ユウリンチーに似た中華風で、とっても美味しかったです゜.+:。(*´v`*)゜.+:。

3時には北京に到着し、早々に就寝。

明日から、北京初日です!

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2011年11月30日 (水)

中国公演~天津公演その2

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天津外国語大学に到着。

18時30分より、大講堂にて夜公演が開演。

ここには、昨晩、会食にご招待下さった、天津民主政府の要人の皆様がお出で下さいました。

最後には舞台上で記念撮影を行い、手締め。

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客席の皆さんとの終演後の触れ合い。皆さん日本語を使って積極的に写真や会話を求めて下さり、日本文化に興味深々。

公演終演後は、こうした懇談が毎回行われ、何よりの楽しみでした。

天津でゆっくり出来る最後の夜、晩餐にご招待いただき、先生方と楽しくお話させていただきました。

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早朝から深夜までフル稼動でしたが、興奮して中々寝付けづ。元気が有り余るなか無理やり就寝。

明日は天津最終公演です。

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中国公演~天津公演その1

 

11月7日

早朝6時50分出発。天津商業大学劇場入り。

打ち合わせ、準備諸々、入念に行う。

楽器の調整、字幕チェック、小道具の確認、子守の仕度・・・

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白塗りの素足に、とにかく寒かった天津の朝。

仕度完了後、スタッフさんからいただいた温かグッズに包まり、雪ん子状態に・・・

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10時30分開演。

約2時間半に及んだ初公演は、盛会のうちに幕を閉じました。

お客さまの歓声、笑い声、拍手に乗って届く新鮮な感動。

日本文化の一片でも・・・この場で掲げた以上、責任と誇りと真摯な心をもってお見せする気概がなければ!と交流出来た嬉しさと共に、身の引き締まる思いがしたのでした。

終演後、中国支部の表千家のお茶席にお招きいただきました。

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お抹茶に心和み、ほっこり体も温まり。

次の公演地へ出発!

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2011年11月26日 (土)

中国公演2011~北京上陸

11月6日。東京を出発。

常磐津東蔵先生が団長をなさる、日本伝統文化事業団の一員として、中国公演に参加させていただき、団員の皆さんと、中国へ赴きました。

舞踊チームは、衣装さん、顔師さん、三ツ面子守の後見道具管理役の母、そして私。

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北京に上陸。東京よりも乾燥して、刺すような寒さ。

早速バスで天津へ。

会場へ向かい、下見。打ち合わせ。

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ホテルに戻り正装して、会食会へ。

明日の夜公演に列席下さる、天津民主政府の方々に歓迎いただいた。

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終始和やかなムードの中、文化談義に花が咲く。

締めに、明日からの公演の成功を願って乾杯。

中国の乾杯は、宴席でお互い手が届かないとき、丸テーブルの角にカチカチっと杯を打ち鳴らすのだそう。

軽快な音に気持ちもカラッと晴れ、前途洋洋。

明日はいよいよ初日の幕が開きます!

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